漢方のなれそめ
クリニックの庭のとなりの敷地の畑からジャスミンのよい香りが風にのってきます♪
雨が続いていますので庭木や雑草(^^;まで急成長しています。
夏までひとふんばり出来るように、身体から整えるお手伝いをして参りたいと思っております。
今では、漢方も医科大学の講義の授業としてありますが、10年前でも、漢方を使う先生は少なく、西洋医学以外はあまり認知されていませんでした。
院長は、15年ほど前に、当直で朝から36時間働いた時は、抵抗力が低くなっているのか、体調を崩し、救急にきている患者さんの胃腸風邪をもらってきました。
その時に、西洋薬を飲んでも具合がとても悪かったのに、家族に勧められ初めて飲んだ、漢方が劇的に効いて、それ以来漢方を勉強し、自分や家族で試し、良いものを処方するようになりました。
漢方というと値段が高いというイメージがありますが、今現在は、エキス剤は保険適応になっていますので、大体、初診でも診察費、処方料を含めてだいたい、1000〜2500円ほどの費用です。(血液検査がある場合は異なります。)
薬局で漢方薬を買う場合は、保険が効かないため高価な面と、自己判断での選択になるので、薬効もクリニックより少ないともききます。
小さいお子さんだから、無理と思われる方も多いと思いますが、意外と赤ちゃんでも飲めるというお子さんもいらっしゃいます。小さいお子さんでも、漢方が平気な子もたくさんみえます。
お子さんが小さければ小さいほど、体質改善が早い時期に必要なので、3歳までにアレルギー体質をかえることを推奨してみえる先生もいらっしゃるほどです。
3歳以上でも、大人でも体質を改善は、一気にとはいかないかもしれませんが、表面だけで押さえるのではなく、根本的に改善を目指す方には、おすすめです。
ステロイドを長期に塗っている方、ステロイドは良くないからと漢方にしようと、自己判断でやめて漢方だけにしようとする場合、かなりリバウンドもあることも多いです。
体質改善は、一気にできるものではありませんし、今まで押さえつけていたものが吹き出ますから、平行しながら徐々に今までの薬と置き換えていきます。
漢方は、効き目が遅いという印象をもたれるかたも多いですが、即効性のあるものも結構あるのですよ♪
『効き目があり、体調も良くなり、漢方にはまりました。』
『苦手みたいだけど、漢方の方が治りが早いから、西洋薬でなく漢方の方を処方してください。』
「漢方がこんなに効くなんて思ってもみなかった。」
なんて気に入ってくださる方もたくさんいらっしゃいます。
私も、そのファンのうちの一人。
飲まないですめばそれが一番なのですが、、、。
母業は、ついつい自分のことは後回しにしてしまいますので、健康管理は家庭の太陽であるためには必要なのです。
疲れに効く漢方、精神的に、ストレスが、というときも、身体から元気にすると、こころと身体はつながっているので改善する方も多いです。
疲れなんて休めばと思いますが、休めないから疲れがたまってしまうので、ほんと、疲れに効く漢方、もっと早くから知りたかった〜。と思うほど気に入っています。
私の場合は、身体が元気になると、こころも元気になってきます。
漢方は、ほんと、いろんな症状にも効用があり、知れば知るほど、勉強すればするほど、すごい☆と思ってしまいます。
単なる疲れ、でも蓄積すると免疫力が下がり、病気にかかりやすくなります。
ぜひ、病気になってからでなく、未病のうちに予防し元気ではつらつと毎日すごせるとよいですね♪
東洋医学でいうと、
漢方に上医・中医・下医 という考え方があり、三通りのいい方があります。
「上医はいまだ病まざるものの病を治し、
中医は病まんとするものの病を治し、
下医はすでに病みたる病を治す」
「上医は国を医し、中医は民を医し、下医は病を医す」
「上医は勤勉な医者は、毒さえも薬となして人を助ける。
中医は凡な医者は、薬を薬として使って人を助ける。
下医は怠惰な医者は、薬を毒となして却って傷病を重篤にする。」
「食事で病気を治す人を上医、
漢方医のことを中医、
化学合成薬を使って治療する医師を下医と言い」
上記の考えでいくと、食によって病気を未然に防ぎ運命まで変えたという水野南北さんは素晴らしいですね。
予防で未病のうちによくするのが上医と言われています。
予防医学にも力を入れたいと院長が常々言っているのは、中医、外医としてでなく、より上の上医を目指し皆さんが健康で元気に過ごせるようにと願っているからなんですね♪
食事でなおすには、いかに家庭での食も未病のために必要事項なのかもわかりますね。
食事をはじめ生活習慣も気をつけ、健康をめざしましょう♪
みなさんが、最上級の健康となりますように。。。
サポートさせていただきたいと思います。