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床梁(ゆかばり)・窓枠

気象庁によると、今年の東海地方の梅雨入りが6月8日頃で、梅雨明けは7月21日頃のようです。瓦葺きは雨が降ると滑って危ないということで、まだ始めるのは時間がかかりそうです。

筋交いも内部までたくさんつけられ、床を支える床梁(ゆかばり)やつなぎ梁がたくさん組まれています。

 

綺麗に組まれていて、見ていると気持ちがいいです(^^)/。だいぶ部屋の形がわかるようになってきています。

また、いよいよ窓枠にサッシがつき始めました。

壁は木張りになるので、濃い色にも薄い色にも合うように考えて白い窓枠にしてあります。

上棟式

いよいよ上棟式です。上棟式とは、棟上げまで無事に工事が終わったことに感謝し、建物が無事に完成することを祈る儀式で、平安時代初期から行なわれるようになり、江戸時代になっていろいろな建築儀式を代表する形で上棟式だけが残るようになったそうです。

上棟式は、棟木を 取り付けて補強する際に行なうのですが、夕方になるまでに無事間に合い、薪ストーブの煙突もいい感じで取り付けられました(現場監督さん作です)(^^)/。

魔よけのための幣束を取り付けて、祝詞を読み上げてもらい、無事に棟が上がったことを感謝しました。その後、四隅から四隅餅を投げました(^^)/。

そして、いよいよ餅まきです。昔は、『家を建てる=富がある』ことの象徴で、その富を皆に分け与えたり厄災を避けるために、神饌であり保存食でもある『餅』や富の分配の形としての『小銭』をまくことが、地域での生活を円滑におこなうための習慣だったようです。また、家を建てることは大きな厄災を招くという考えがあり、その厄を避けるために餅や小銭をまいて他人に持って帰ってもらうという説もあるようです。

紅白のお餅は2斗分、一部はタオルにくるみます。駄菓子はバラバラにして、綺麗に磨いて紅白の半紙にくるんだ小銭、全部で段ボール7箱以上用意しました(^^)/。

残念ながら餅まき中の写真は撮れませんでしたが、思ったよりもたくさんの人(100人はいたようです)が集まってくれて、無事に餅まきを行うことができました。

始める前からとても楽しみにしていましたが、いざ始まると、本当に本当に楽しかったです(^^)/。ゆっくり投げないとすぐに終わりますよ、と工務店さんに言われていたのですが、楽しそうにひろっているたくさんの方の顔を見ながら、とても楽しく餅まきをすることができました。

ひろう皆さんも心得たもので、袋を持参し工事が終わると集まりだし、餅まきが終わると、袋いっぱいのお菓子を持って、笑顔で帰って行きました(^ ^)/。

家作りをして、餅をまく人もひろう人もみんな笑顔で楽しい時間を過ごすことができて本当によかったです。これから家を建てる方はぜひ餅まきをやるといいですね。これほど楽しいイベントをやらないなんてもったいないです!

餅投げ終了後、四隅に洗米、御清めの塩、御神酒をまきました。そしてみんなで御神酒で乾杯し、施主の挨拶でこれまでの感謝の気持ちと、家族の紹介、そして今後の工事の安全を祈願し、最後にご祝儀を渡して、無事に上棟式を終えました。

携わってくださった工事の関係者の皆さん、本当にありがとうございました。今後も安全第一の工事をお願いしますm(_ _)m。参加してくださった近所の方々も本当にありがとうございましたm(_ _)m。

そして最後に、この一週間準備を一番がんばってくれた奥さんに、そして一緒に餅まきをやってくれた子供たち、感謝です(^^)/。

 

建て方

土台据えが終わりいよいよ建て方です。建て方というのは、現場で建物の主要な構造材を組み立てることで、土台据えからから上棟までの作業工程のことを言うそうです。

土台据えから上棟式までわずか5日ほどしかないのですが、大工さんのがんばりのおかげで、梅雨空の中、日一日と組み立てられていきます(^^)/。

二日目にして屋根の形が見えてきました。

上棟式当日の朝です。住宅の骨組みの中で一番高い位置に取り付けられる材料を「棟木」といいますが、無事に上棟式までに取り付けることができそうでよかったです(^^)/。

土台据え

土台据えというのは、家の骨組みとなる構造材を建てるために、基礎の上に木材をボルトで据えていく作業です。土台と構造材の間には御影石の基礎パッキンを敷いて風通しを良くしています。

その上に檜の無垢板をのせ、ボルトで固定します。

これで土台据え完了です。これで建て方に進んでいきます。

埋炭

できるだけ身体に優しい環境を作るという目的のため、新築時には埋炭をしたいと考えていました。当初考えていた工法では埋炭と敷炭があり、敷炭用の炭をサンプルでいただいて、枕にしたりして試したらとても気持ちが良かったですし、地場の測定で土地の地場も安定しているとの結果もいただいており、また営業の方々もとても気持ち良くお付き合いできそうな縁を感じる方だったので、ぜひ取り入れてたかったのですが、当初よりも大幅に建築費用がかさむため、泣く泣く断念した仕様の一つです(^^;。

予算の関係がありますが、埋めるだけで可能な方法を検討し、埋炭のみを施行することにしました。この方法ですと、穴を掘って埋めるだけです(^^)/。

埋めた当日はあまり変化を感じなかったので、もともと気持ちのよい場所だったので変わらないのかなと思っていましたが、1週間位してみると、それまで平坦だったのが、埋めた場所を中心にしてなだらかな丘のような気の流れの変化が感じ取れました。

まだまだ科学的にはっきりと解明されたものではありませんが、化学物質過敏症や電磁波過敏症など環境の変化に敏感な方でも来院できるような気持ちのよい環境を作るために、身体に害がなく良いと判断したものは今後も積極的に採用したいと考えています(^^)/。

 

丁張り

地盤改良が終わり、次は基礎です。

丁張りというのは、工事の前に建物の正確な位置を出す作業の事で、別名、水盛り遣り方(みずもりやりかた)とも言うそうです。

自分の建物でないと今まで気にもとめていない作業で、初めて見たような気がしますが、丁張りの出来が完成する建物の出来を左右するほど、とても大切な作業のようです(^^)/。

地盤改良

今回クリニックを建てる所は、元々は柿畑で、その上に盛り土をしている土地です。土地自体の地盤は、山すそですので、固く、大変良い地盤のようですが、盛り土をしている分だけ改良が必要となります。

今回は、柱状改良をすることになりました。柱状改良とは土の中に柱状のコンクリートを作る方法です。盛り土をしている事もありますが、表層改良のように、土地の表面をコンクリートで固めたくはなかったので、コストはかかりますが、土地のエネルギーを遮らないという点において良かったなと考えています(^^)/。

施行現場は見られませんでしたが、こんな風に縦穴をあけて、そこにコンクリートを流し込むようです。

過重がかかる重要な位置に施行してくれたようですが、一部は既に埋められていて、すべての位置の確認はできませんでした。

地鎮祭

整地が終わり、3月に入っていよいよ地鎮祭を執り行いました。地鎮祭は豊川の『みちびき不動尊』にお願いしました。

ここにお願いしたのは、導き不動尊に実際訪れてとても気持ちがよかった事、そしてほら貝を吹いてもらえるからなんです。もし地鎮祭をやるのならほら貝を吹いて清めてもらいたいなと思っていました(^^)/。

当日は、雨がぱらつきましたが、地鎮祭中は、なんとか雨もひどくならずに持ちこたえてくれました。地鎮祭が終わると同時に雨足が強くなりました(^^;。

そこにいるだけで気持ちのよい土地

クリニックを開業するにあたり、いろんな土地を見て回りました。一番大切にしたのは、とにかく気持ちよさを感じられる場所であること、です。

そこにいるだけで気持ちがよくなり、癒されるような場所、そんな場所が理想です。昔の田舎の風景のような、、、。そんな、理想とするような場所に、縁があって巡り会う事ができてから、もう2年になるでしょうか。

以前は柿畑でした。

そして、、、

これは、今年の2月に整地されたところです。本当に立っているだけで気持ちがよいです(^^)/。