食事療法
8年前に、家族が病気となってから真剣に病気を治すための食事療法を学び始めました。母に、子供を預けて東京まで、2週に1度通い少人数制で朝から晩まで集中的に学び講師コースまでとれるマクロビの教室に1年通いました。
注)下記の写真は、そのときのものではありません。玄米菜食のイメージです♪
玄米は、苦手。戦後を思い出すから嫌いと言われる方も多いです。
でも、美味しい玄米の炊き方を覚えたら、まずいなんて思いません。みなさん、炊飯器で炊いているので、パサパサで美味しくないから、続けられないのでしょう。
玄米菜食を家族みんなで実施してきました。体やこころがどのように変化するかなども実際にためしました。そして、理論もしっかりと学びました。学び、実践していく中で気づいたこともたくさんありましたので、気になったことを少しかかせていただきます。
独学や、偏った知識だけの先生からマクロビ学んだりすると(全員そうではありませんが、伝言ゲームのように同じことでも伝える人によっても違ってくるので)、大事なことを知らずに、偏った生き方へと向かわれる方も多くいるので残念に思います。
学びにいって気づいたマクロビで、とてもとても重要だと思ったことは、桜沢さんの目指すマクロビの最終段階は、自由に食べ物を選ぶことが出来るというものなのです。
私が今まで感じてきた体験の範囲ですが、肉がいけない、魚がいけない。そんな禁止・禁欲の生き方こそすべてと思い、菜食をしているかたは、肉や魚を食べる人を、偏見的な目で見る傾向もあるような気がします。
自分と違う考えの方を偏見的な目で見ず、そして家族にですら自分の考えを強要せずにという生き方も大切だと思います。
(上記は、病気治し意外の場合の食事療法の場合のことです。病気治しの食事は、家族の協力がとても心強く、他の家族が何でも食べ自分だけ治療食を食べていると悲しくなるようです。)
マクロビは、本来、小我なストイックな生き方を推奨しているのではなく、自分の体を感じながら、食べ物を選択する力をつけバランスよくたべて体をよくしていく。それが、本来の桜沢さんが伝えたかったことではないだろうかと私は思います。
糖質制限が今、癌の治療の食としてすすめられています。玄米菜食というだけで、無理と思った方でも、糖質制限より、玄米菜食の方が楽だった、と言われます。
病気でないかたも、マクロビ理論の簡単なことだけでも知っているのと知らないのでは食に対して意識が全く違ってきます。
今日は、体に優しい食事療法として心がけることを少しお話させていただきますね♪
身土不二
自分の住んでいるところの近くの野菜をとる
(なるべく自然農法のものがよいです。)
生まれ育った地方とその地方でとれる食べ物(野菜、果物、海産物など)がその方の身体に最も適した食品であるという意味です。
そうすることで、野菜を輸送するコストがかからず、輸送のガソリンなども使わなくてすみますので、エコでもありますし、自分の住む土地、地域の活性化となり、国内の物を食べることにより日本が活性化し、国が豊かになります。
野菜の皮も丸ごと食べる
食べ物を食べるときは、その食品の全体を食べることにより、食品の持つ栄養素や生命力をそのまますべて摂取しようということです。
季節の物を食べる
今は、ハウス栽培などで、年中キュウリや茄子もありますが、本来夏の野菜です。夏の野菜を冬にとると体を冷やします。旬のものはたくさんとれるので価格も安く、体にも季節にそった必要な影響をとることができます。旬を知らない子供も多いと思います。食事をしながら子供に伝えて季節の恵みに感謝しながら教えていくことも大切ですね。
もともとないものは、極力食べない。
精製加工食品(小麦、油脂類など)防腐剤を含むインスタント食品など。なるべく食品添加物が多く含まれていない物をとるようにする。
砂糖、牛乳、乳製品など。
日本人はとくに、消化酵素がないので乳製品で乳糖不耐症やアレルギーを起こしやすいのです。
砂糖は、昔は、貴重品でしたが今は、ジュースに総菜、パン(実は食パンもたくさん入っています。)お菓子などにはたくさん白砂糖が入っています。
精製された白砂糖をたくさんとるとキレやすくなります。難病の方や花粉症やアレルギーにも甘みはあまり使用しないほうがよいものです。
使用するのであれば、体に優しい、てん菜糖、麦芽糖、米飴、メープルシロップ、オリゴ糖、ラカントなどを使用するといいと思います。
塩は、精製された塩ではなくにがりを含む自然塩を使用することをおすすめしています。
その地域にない、バナナやマンゴー、パイナップルは極力食べない。
輸入食品は、輸出の際のポストハーベストといってたくさん、農薬がかけられています。熱帯地方の果物は暑い地域に住む方に必要な体を冷やす作用があるので熱帯ではない所に住む方が食べると身体を冷やしてしまいます。
玄米菜食というものでなくても、上記のことをこころがけて生活するだけでも、十分健康度が上がりますよ♪現代人は、冷えている方がとても多いので、冷えが改善するだけでも違います。
それから、料理上手になる最短の秘訣をお教えいたします♪
よい調味料を使うこと。
そんなので変わるの?良いものは高いとおっしゃる方もいるかもしれません。
でも、、、、。味がしっかりついているので、使う量も少し。意外とお得なことにびっくりしますよ。そして、美味しい料理が出来る。それならば。。。思い切ってよいものに変えた方が断然お得です♪
マクロビオテックは、環境へ負荷をかけない、地球にやさしくするという大きなテーマがあるのです。
この食事療法、しかし大きな問題点もあります。
真面目な方ほど、身体が悪くないのにストイックに何年もやりすぎて、かえって体調不良を招くこともあります。
何を動機で始めるかでも違ってきますので、その都度、体の声をしっかり聴きながら食べ物を選択し、体調を良い方にむかわせていくよう調節していくことを目指しましょう。
食事療法も、体質は変わるということを頭に置いておかないと、いつまでもいいと思い続けて、健康を損なわないようにすることがとても大切なことです。
生活習慣病、糖尿病、高血圧などは、食事を変えるとすごく数値がよくなります。癌を治すにも、癌になる方は体が冷えている方がほとんどで、自然療法で治したかたの9割は、玄米菜食を実行しています。
それに加え、小食、よく噛む。これも病気治しにはとても大切でなことです!!
いくらよい食事をしても、病気がよくならないかたもみえます。
どんな気持ちでやるかが実はとても大切なのです。
身体にいいからしょうがなくやっている。そんな風では、身体への影響は、よくなるはずがありません。
あれだめ、これだめで、食事療法のストレスで、がんじがらめで苦しくなってしまう人もいます。こういった場合は、ストレス具合の兼ね合いもみながらでないと、いくらがんばっても、成果が現れにくいです。
せっかくやるなら、この食事で私の身体はよくなっていく。美味しい、ありがたい。感謝。という気持ちで1口1口を噛み締めながら、食事をいただけると、身体の細胞が、喜んでくれることでしょう。
大きな病気の方は、食事療法を自分ひとりでがんばることはかなり大変です。気持ちだけでも大きな精神的ストレスを抱えているのですから。
家族の協力があると、心強くささえになることでしょう。力を合わせ、みんなで、患者さんを支えることができるといいですね♪