家庭という場で必要なこと♪
子育てには、生まれてから大きくなるまでいろんな段階を踏んで親がすべきサポートがあります。
乳児期には、肌をはなすな!
乳幼児期には、手をはなすな!
学童期には、目をはなすな!
思春期には、こころをはなすな!
身体的なサポートは直接的には軽くなるけれど、目に見えにくい精神的なサポートが子どもが成長するにつれて比重が大きくなってきます。
思春期のこどもたちは、こころも身体も変化する時期。大人になりかけているけれど、大人ではない。微妙な時期。自分のこと、これからの進路のことなど不安などがいっぱいで、迷路にいるような不安定な時期なのです。
最近、こどもの講演会に出席して、思春期のこどもに対して何が大切かというお話を聞く機会がありましたのでご紹介したいと思います。
生徒全員にアンケートをとって、
あなたにとって、家庭、家族を一文字で表すと?。という問いには、
愛、心、絆、力、笑、楽、和、楽、支、感、安、信など。。
家族との関係もいいときばかりではないけれど、家族がいてよかったと思うのは?
うっとおしいと思うこともあるけれど、
頼りになる
安らぐ
向き合える
自分のことをわかってくれている人がいる
安心感
心地よい空気
気楽さ
自分のためをもって考えてくれている
養ってもらっている
してもらっている
望むこと、こどもの求めていることは、そんなに過度なことではなく、
自分の意見を尊重してほしい
自分のことをわかってほしい
自分のことをよくみていてほしい
時には、言葉に出して褒めてほしい
絶対的な味方でいてほしい
と親にもとめている。
自分が道を間違えそうなとき、
ここぞと言うときには、
子供にとってとても大切なのは、自分のことをみてわかって理解してくれている人がいることで、それが頑張るのに必要なエネルギー源=大きな原動力なのだそうです。
これは、こどもだけでなく人間はみなそうで、
人と人の間においてお互い認め合い支え合うから
「人」ではなく、「人間」として生きていけるんですよね♪
とても大切なことを思い出させていただきました。
こどもたちが愛情を感じるときは?
の問いでは、
いってらっしゃい
おはよう
おはよう
おやすみ
おかえり
ご飯を作ってもらうこと
お弁当を作ってくれていること
そんな、当たり前のようにみえる日常の挨拶や小さなことに愛を感じ
言葉に出せない年頃だけど、
家族のことを大好きと思っているし、感謝しているし
心配や迷惑をかけたくないと思っているようです。
このアンケートを集計した先生、言葉にはだせない思春期のこどもたちが、
こんな風に思っているんだと知って、涙がでて感動したそうです。
そして先生の閉めの言葉、
子育てには、正解はない。
状況やその子の性格も環境も違う
厳しくすればいいのか、優しくすればいいのか、マニュアルはない
こころをずっと一緒にを合い言葉に、こどもの幸せを見守っていきしょう。
と先生の熱意、とてもすばらしいおもいが胸に伝わってきました♪
とても素敵なお話だったので、思春期を迎えたお子さんをもつ方にお知らせしたいと思い書かせていただきました。
家庭とは、子育てとは、
完璧である必要もなく、
安らぎであり、支えであり、自分が無条件に認めてもらえる場であり
活力を蓄える場所であり、挨拶、言葉がけ、団らん、日常生活、衣食住の場
です。
そんな基本的な当たり前の小さなことが子供の幸せを育むということが身にしみてよくわかりました。
子供が元気に外に出ていけるように、家庭が安らぎの場、充電の場となれば、もう十分なのですよ♪
この言葉を自分にいいきかせ、夏休みも楽しくすごしていきたいと思います♪