ストレスから身体を守るホルモンその1
2018年の1月も終わりのころとなりました♪
インフルエンザが年末から流行し始め先週はインフルエンザの方がとても多かったですが、途中水曜日には大雨の恵みの雨のおかげで少し感染が広がらずにすんでいるようです。
しかし、まだまだ来週も寒波がくるそうです。寒さと湿度がとても風邪やインフルエンザの流行と関係していますので湿度と温度管理で予防されることをおすすめいたします。
日本全国で124万人もインフルエンザにかかっているようです。気温も下がる来週あたりがピークと言われているので注意が必要ですね。
今年はAとB両方とも多く胃腸風邪のようなインフルエンザや熱が高くなるインフルエンザもあれば、症状が軽いものもあり多種多用な症状です。免疫力をたかめインフルエンザにかからない予防策や身体づくりが必要ですね。
来院してくださる方々が楽しみにしてくださる院内の室礼は、みなさんに福が来ますようにと願いをこめて節分の飾りとなりました♪
さてさて、本題です。
ストレスから身体を守るホルモン。
そんなスーパーホルモンは、副腎で作られます。副腎皮質から出るコルチゾール、DHEA、アルドステロンなどのスーパーホルモンは生命維持に不可欠なもので身体の修復や回復、腫れや炎症を控えたりします。
血糖値を維持する、
免疫機能を調節する、
血圧コントロールする、
精神、神経系をサポートする、
骨の代謝に作用する。
そんな大事な働きをしてくれます。
ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミンなどの
副腎髄質から出るホルモンは精神の安定にも大きな役割を果たしやる気を高める作用もありますが、これらは分泌過多となると副腎をつかれされてしまいます。
副腎から分泌されるホルモンは、
1日に何ミリグラムという絶対量を必要とするのではなく、
人それぞれ適量がありその量に満たないと疲労を感じたり
身体に不調をきたします。
激しいストレスに対応するために副腎が疲れ
コルチゾールなどのホルモンが枯渇すると
様々な不調が出て来たりします。
スーパーホルモンの分泌不足が、
慢性疲労、
抑うつ症状、
不眠症、
自己免疫疾患、
生活習慣病、
糖尿病、
高血圧、
アレルギー、
胃腸障害、
癌、
なども関与していることがやっと話題に上るようになってきました。
不登校の学生にみられる慢性疲労や抑うつ症状などは重度のストレスが関係していて、
そのストレスに副腎が耐えられなくなることでホルモンの分泌不足となり、これらの症状が出現すると考えられます。
ホルモンバランスや目に見えないことは、
気のせいと言われたりして
学校の先生や職場の人にわかってもらえなかったり
当人は結構大変な思いを抱えているようです。
原因をつきとめ
生活習慣、
食習慣、
それを取り除く治療をすると良くなることも多いです。
なんでも、必ず原因があり、
何か気をつけることはある、
出来ることはあるのでは、
といつもそんな風に思いながら
患者さんに伝えています。
そんな希望の持てる知識をご紹介して、より日々の健康に役立てていただきたいと思います。