節分
あと数日で節分ですね。豊橋では、2月の中旬に鬼祭りと言われる奇祭があります。鬼祭りが来たら、春がくると地元では言われていますが、ほんと、その頃から春の訪れをしっかり感じるようになること、豊橋に住み始めてから毎年感じています。
鬼祭りの伝統の本「知るほど豊橋 その十の春を呼ぶ、鬼と天狗とタンキリ飴 豊橋 奇祭。」を読むと、伝統を守る地域の人々の思いが素晴らしくて感動してしまいます。ぜひ、これからも続けていただきたいと思う伝統のあるお祭りです。
季節の行事を感じながら、1年を過ごすととても楽しくてこころ豊かな気持ちになります。「なにげない日常の中にいろんな意味を見出し、美しさを感じることが人生を豊かにする。」と大学の美術の教授から教えていただいた一言が、今、私の日常で1日をいかに、ごきげんにハッピーに過ごすかということに貴重なヒントを与えてくれていたようです。
行事の由来や、季節をおってこれから書かせていただきながら、自分も学んでいきたいと思います。
節分がどんな伝統行事かというと、自然に感謝する日なのだそうです。
節分には、厄を払うために大豆や柊、鰯の頭など自然の恵みがたくさん取り入れられています。自然のもつ力で悪霊を追い払うという伝統行事で、鬼を退治しながら、自然の恵に感謝し、家族や周りの方々の健康と幸せを願って行うものだそうです。
恵方巻きを食べるのは?
太い巻きずしを、ラッパを吹くようにくわえて恵方に向かい、まるごと食べることにより1年間よいことがあるといわれています。
巻きずしを使う理由は、「福を巻き込む」ため。
まるごと食べるのは、「縁を切らないために包丁をいれない」ということが関係しています。
恵方とは、陰陽道(中国の陰陽五行説という考え方に基づいて自然界に起こる災いや吉凶を説明しようとする方術のこと。)でその年の干支に基づいてめでたいと定められた方位のことを表します。
イワシを食べ柊を飾るのは?
イワシの頭を柊の小枝にさして玄関先にかざる風習は、魔除けのために行います。焼いたイワシの頭の悪臭と柊のトゲは、鬼を追い払うといわれています。現在では、焼いたイワシを恵方巻きとともに食べる家庭も多いようです。
この記事を読んで、今年は恵方巻きを食べて福を巻き込みたいと思った方!!
恵方巻きには、ルールがあります。
1.太巻きを一人1本づつ準備する。(七福神にあやかり、7種類の具が入った太巻きが望ましいそうです。)
2.その年の恵方を向く
3.願い事をしながら、おしゃべりをせず最後まで食べる(運が逃げてしまうので、絶対にしゃべってはいけないそうです。)
まく豆は、煎り大豆のほか、北海道、東北、信越、山陰、九州地方の一部などは、殻付きの落花生をまくところもあるそうです。
節分で、自然に感謝し、みなさんが、ことしも笑顔で元気に幸せに暮らせますようにと祈りをこめて、恵方巻きをかじりながら、豆まきで自分の中にあるこころの鬼を追い出しながら(笑)、迎えたいと思います♪
行事のしつらいとして、玄関先や室内に季節季節のかざりをすると、それをみるとこころがウキウキしますし、季節の訪れを感じることが出来てとても楽しいです。当院のクリニックでも季節のしつらえを楽しみにしていてくださる方々が多く、飾る側も、スタッフもしつらいを楽しんでいます。
家庭でも行ってみると毎日楽しく過ごせますので、おすすめです♪